生産者紹介

はまなす生産組合

宅配野菜セット「ミネラルボックス」には全国にファンがいます。消費者交流会を20年以上開催し続けています。

有機無農薬で約35年。鈴木譲の挑戦

みんなに『おいしい』と言われて、死ぬまで農業を続けたい。そう語る鈴木譲さんは、昭和57年に有機農業を始めた。

「有機や自然農法を勉強し始めたとき、それまで学校で習ったり体験して覚えたりした常識のすべてが180度ひっくり返りました。いちばん辛かったのが自分自身との戦いです。タバコやお酒を断つ際に禁断症状が出るように、農薬や化学肥料をやめるのにもストレスがかかります」

有機農業に切り替えて、目で感じる技術が鍛えられたという鈴木さん。「微妙な違いを感じとって変化を観察し予測すると、アイディアが生まれます。机上の数式などの勉強だけでは農業はできません。自然界の仕組みを知る必要があります」

 

有機農業は管理技術、自然農法は土作り

「小さいころから、父が路地で作っていたキュウリやトマトを収穫する手伝いが好きでした。農業高校を卒業し、就農しようというとき、収量がすっかり減って、両親は四苦八苦していました。天候の変化に作物がついていかず、虫もつきます。学校で習った農薬や化学肥料の現代農業で対応しようとしましたが、うまくいきません。何か別の農業技術はないのかと情報を集めて有機農業に出合い、独自に勉強し始めました」

「父と相談し、植物本来の生命力を生かす有機栽培に切り替える決意をしました。有機農業は管理技術、自然農法は土作りの基礎知識で、組み合わせればすごい技術になると思ったんです」

 

24年間続く消費者と生産者の交流会

「消費者とのコミュニケーションとして年に一度の交流会を企画し、実際に農産物を見て食べていただきます。2016年も170名を超す参加者が集まってくれました」

「参加者の割合は消費者と生産者半々くらいです。勉強したいという新規就農者にはきちんと技術を伝えて、多くの消費者とつながりをもってもらえたらと思っています。交流会開催前日までの意欲が、当日以降は新たな意欲に切り替わります。お客さまの反応が、本当に励みになるんです。 生産拡大には限界がありますが、やれる範囲のなかで安全でおいしい作物を届けていきます。そして、自然農法・有機の圃場を次の世代まで長く残したいと思っています。

 

 

DATA
はまなす生産組合(青森県横浜町)
主な生産物:野菜多品種
代表者:鈴木 譲
主な作物出荷カレンダー