自然食ねっととは

活動概要

農薬や化学肥料などを使用しない有機農業を行い、安全で安心な農産物をお届けすることは、私たち生産者の仕事です。しかし、ただ黙々と「作る」だけでは、その思いは伝わりません。
健康によい農産物はどう育てるのか。ふるさとの自然環境を守るための農家の役割とは何か。
0.4%という日本のオーガニックの割合を欧米先進国の10%に近づけるために、私たちは何をしなければならないのか。それをできるだけ大勢で一緒に考え、行動することが大切です。

有機農業の継承と拡大を支援します

私たちの目標は、多様な自然生態系に支えられた豊かな土壌で栽培する、持続可能な有機農業を継承し、拡大していくことです。そのために、有機農業生産者が自ら思い描く農業経営の5年先10年先の姿を真剣に考え、その夢の計画と実現を支援します。また、有機農業を長年続けながら「自分たちの代で終わりかな」と半ばあきらめかけている方々の貴重な技術と土を継承できるよう、後継者などの課題に対してサポートします。多くの有機農業生産者が高齢化を迎えている現在、できるだけスピーディに進めることで少しでも後世につなげていきたいと思っています。

食による健康の増進に貢献します

健康のために安心安全な農作物を消費者にお届けしたいと願う生産者がいるのと同じように、健康のためには正しい食生活が大切だと考えている医師や医療関係の方たちがいます。「医食同源」という言葉があるように、日常的に身体によい食材を食べることで、薬に頼ることなく健康を保ってほしいという考えです。私たちは、食の安全を願う生産者と、真に健康を願う医師や医療関係の方々が手を組む農医連携を推進します。そして安心安全な農作物を生産しながら、医師の診断に基づいた食事療法や指導に合わせて必要な食材を提供していくことで、食による健康の増進に貢献いたします。

食の安全とふるさとの環境を守る
啓蒙活動を行います

赤とんぼは日本の固有種です。稲作の広がりとともに、その数を増やしてきました。しかし、農薬や化学肥料を多用し続けたことで数が減少に転じ、赤とんぼやミツバチが安心して生息できる田畑は現在、国内で0.4%に満たない状況です。

大切なふるさとの自然生態系を守り、持続していきませんか。虫などの生き物が生息する環境で育てられた作物は人間にとっても安心安全な食材です。次の世代を担う子どもたちが口にする食べ物の安全性について、いま一度、真剣に考えるべき時期が来ています。有機農業生産者や医療関係者の話を多くの方々に知っていただく機会を作り、食の安全とふるさとの環境を守る啓蒙活動を行います。

土に触れる食育活動を推進します

日本中の子どもたちに一度は健康な土に触れてみてほしいと私たちは考えています。そして、そこで育った作物を収穫し、できれば自分たちで調理し、一緒に楽しく食べる機会を作れたらと思います。農薬や化学肥料のため、子どもたちが安心して素手で土に触れることのできる田畑は少ない状況です。この「土に触れる食育活動」に協力していただける有機農業生産者の全国地図を作成し、調理師や野菜ソムリエ・栄養士・医療関係の方々に協力と参加を呼びかけていきます。

有機農業生産者たちの記録を残します

各地域で無農薬栽培や有機農業を行う生産者の多くは、農薬や化学肥料を使用する大半の農家のなかで孤立してきました。地域のみならず、家族の理解も得られないまま、安全な作物の栽培を頑固に続けて来られた方もいます。

この5年から10年で、オーガニックに対する理解は大きく変わり、先進的な農業といわれるまでになりました。しかし、その礎を築いてきた生産者たちは高齢化し、評価される機会に恵まれぬまま毎年、何人も亡くなられています。私たちは、有機農業の偉大な先駆者や第一線で活躍されている生産者を取材して記録を残し、出版物として広めていきます。